阿依努神谣故事集

[日] 知里幸惠
【中文译者序】 本书为自古以来生活在日本北海道的阿依努部族内流传的若干神话故事的集合,原搜集、整理、编译者为一名阿依努族少女,名为知里幸惠,她为此书的编写倾注了生命的全部精力,在原书完成之夜即因疾病而逝。但是她的书中集合了日本阿依努文化研究的部分成果,为阿依努文化的保留和向阿依努族外的日本人宣传介绍阿依努文化做出了重要贡献,而且日本政府对待阿依努文化的态度也有了改变。原书由阿依努语和编译后的现代日语组成,所有故事本以歌谣的形式出现,中文译者考虑译后易读性,故重新分段整理,并制作为日中双语对照形式,以方便日语学习及爱好者阅读。对于本书,各位读者如有任何方面的想法及建议,或是批评与指正,恳请积极联系本书译者或译言网古登堡计划的负责人,非常感谢! 序 序 その昔この広い北海道は,私たちの先祖の自由の天地でありました。天真爛漫な稚児の様に,美しい大自然に抱擁されてのんびりと楽しく生活していた彼等は,真に自然の寵児,なんという幸福な人だちであったでしょう。 那时这片广阔的北海道,是我们先祖的自由天地。他们就像天真烂漫的幼儿一样被美丽的大自然环抱,悠闲、舒适、快乐地生活。他们是真正的自然的宠儿,他们是多么幸福的人啊! 冬の陸には林野をおおう深雪を蹴って,天地を凍らす寒気を物ともせず山又山をふみ越えて熊を狩り,夏の海には涼風泳ぐみどりの波,白い鴎の歌を友に木の葉の様な小舟を浮べてひねもす魚を漁り,花咲く春は軟らかな陽の光を浴びて,永久に囀ずる小鳥と共に歌い暮して蕗とり蓬摘み,紅葉の秋は野分に穂揃うすすきをわけて,宵まで鮭とる篝も消え,谷間に友呼ぶ鹿の音を外に,円かな月に夢を結ぶ。嗚呼なんという楽しい生活でしょう。平和の境,それも今は昔,夢は破れて幾十年,この地は急速な変転をなし,山野は村に,村は町にと次第々々に開けてゆく。 冬天,他们踢踏着大地上覆盖林子的深雪,无视漫天的寒气,翻山…